【No.10】「幸福優位 7つの法則」ショーン・エイカー

 ここ最近、週末の過ごし方が上手くなってきた感覚があります。適度に休息をとりつつ、趣味の時間も楽しみつつと、5月に入ってからは自分なりのリズムが固まってきました。ダラダラしている時間もないことはないはずなのですが、一日の終わりに感じる「今日もムダな一日を過ごしてしまった…」といった感覚もありません。これはうまく過ごせてきたんじゃない?と、勝手にテンションが上がっています。(笑)

 

 本日は読書Dayとのことで、上司の方から薦められたこちらの本を読みふけっていました。「300ページの本を一日で読めるようになったか…」と、ちょっとした成長が感じられたのも嬉しいポイントでした。

 

 本書は、ポジティブ心理学の大家、ショーン・エイカーによって書かれたもの。自分は幸せだと思えることが「幸福優位性」を保ち、仕事や人間関係に好影響をもたらすことにつながると筆者は述べており、それを実現するための7つのTipsが、本書では展開されています。

 

 「成功したから幸せになるのではなく、幸せだから成功するのだ」というのが著者の主張です。つまり「社会的地位やお金のために、寝る間も惜しまずに働くことが成功の鍵であり、幸せとなる方法だ」と考えるのではなく、まず自分の置かれた状況、身の回りの環境に感謝し、ポジティブに考えられることこそ、成功の第一歩だというのです。

 

 誰もが幸せになることを望んでいますし、最初からそれができるのはhappyだし、おまけに成功にも近づくなんて、願ったりかなったりですよね。

 ただ、同時にこうした考えにむずがゆさを感じてしまうところもあるんですよね。どうしても成功の裏には弛まぬ努力や苦労があり、そこに幸福が入る余地はないと考えてしまう自分がいます。こう考えるのも、今までのバックグラウンドが影響しているのだろうなあ。「苦しんでこそ成功をつかみ取れる」と考える思考のクセを矯正していく必要があるなと感じます。

 

 なので、本書で出てきた用語や概念を、今後のブログで自分なりにまとめていこうかなと考えています。人に説明するための良い練習にもなるしね。自分の経験も交えながら、なるべく簡潔に分かりやすくするが目標です。頑張ります!