【読書メモNo. 3】「1兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」

 友人に薦められて読んだが、こうしたマネジメントやリーダーシップ関係の本は、自分にはまだ早いかなー。社会人としての経験もまだまだなので、どういう視点から内容を吸収すればよいのかいまいち実感が湧かなかった。

 

 ただ「何より人を大切にする」ビル・キャンベルの精神は、これから働いていくうえで大いに参考になった。

 具体的な話をすると、ビルは常に人の助けとなることを意識していたが、彼はただ自分がgiveするだけでなく、それによって相手にどのようなメリットをもたらすことができるのが吟味することが重要だと説いている。相手の助けになるまではいいものの、自己満足に終わってしまうきらいが自分にはあるので、この教えを胸に、逐一本当に相手のための手助けができているのかを考えて、giveすることを実行したい。

 

 また「報酬以外のものさしを持つこと」を、日々の生活の中で取り入れたい。私は「お金」が今一つ自分のモチベーションの源泉となりにくいので、もっと毎日のなかで人からの感謝、親切によってもたらされる結果を、自分の生きがいや働き甲斐に繋げていく必要がある。同時に、今までは、感謝などの要素を働き方の基準にするのもおかしいのではないかと考えていたが、ビルにまつわる数多くのエピソードに触れるなかで、それは単なる思い込みであり、十分ものさしとして捉えていいものだと感じることができた。

 

 というわけで、いますぐ出来ることとして、「5分間の親切」を自分なりに考えたので、これから実践していく。

 以下箇条書き。

 

【5分間の親切】

 

・常に目の前の人の幸せを考える

・後輩との飲みの席は全額驕る

・仕事関係の人との雑談を積極的に行う。家族のことなど、プライベートな話題も辞さない。

・毎日、トイレ掃除をする

・出会いは握手ではじまり別れは握手で終わる

・出来るときには少額でよいので寄付をする