【No.4】「仕事ができるやつ」になる最短の道 安達祐哉著②

 昨日に引き続き本書で学んだ箇所を書いていくわけだが、これは良書だと感じている。単なるマニュアル本ではなく、著者が実際の社会人に接して、そこから感じとった学びや教訓を記してくれているところがいい。「○○をやれ!!」という堅苦しさがなく、大いにこの本から学んでいる。

 

 ゆえに、文章量も多くなりそうなので、全3回構成でいくことにした。今日は第3章「1か月期間以上しっかりと取り組むべきこと」第4章「1年程度かけてじっくりと取り組むこと」での学びを取り上げる。

 

 まずは第3章。まず印象的だったのが、飲みの席で部長が新人の愚痴に対して言った「人事が示す評価基準は、ほんの一部だ」という言葉である。評価をする側も人間であり、もちろんそこには様々な価値観がある。数字を取れる人材を良しとする人もいれば、社内間の仲を取り持つ社員を好む人もいる。その前提を受け入れたうえで、自分が望む働き方をするにはどうすべきか、評価してくれる上司と付き合い方をどう変えていくべきか、考える必要があると感じた。

 

 第4章では、著者がコンサルティング会社で管理職として働いていた際、部下に課していた8つの訓練が記されている。思い出しつつ書いているので順不同ではあるが紹介しよう。

 ①時間管理

 ②文章力の強化(セミナーのテキストの要約作業)

 ③ディスカッション

 ④人前で話す経験(新人にも積極的にセミナーの場を設置)

 ⑤ファシリテーション

 ⑥読書(月に10冊。ジャンルは問わない)

 ⑦「あなたならどうしたい?」という質問(自分で考えるクセをつけるため)

 ⑧飲み会でのマナー

 

 自分に生かせるところが多くある。文章力はブログで磨くとして、⑥で冊数の強化、ならびに⑦のような自身への問いかけを、今後意識的に取り入れていきたい。

 また、著者が出会った「誰とでも仲良くなれる人」は、初対面の人にまず好きなことや趣味を聞き、次に会う時にはそれらを極力試して、感想を伝えていたのだそうだ。これは面白そうなので、僕もやってみることにする。

 

「仕事ができるやつ」になる最短の道

「仕事ができるやつ」になる最短の道

  • 作者:安達 裕哉
  • 発売日: 2015/07/30
  • メディア: 単行本