【No.4】「仕事ができるやつ」になる最短の道 安達祐哉著③

 社会人生活2週目の週末、昼下がり。コロナの件もあって外にも出れず見たい映画もないから、こうしてせっせとブログをしたためている次第です。都内のホテル暮らし故についつい遊んでしまうくらいなら、むしろ家にこもって勉強や読書ができる今の状況の方がいいかもね。そう自分に信じ込ませるしかない。

 

 さて、今日は3本立て読書メモの最終項。第5章「3年は取り組むべき大きなテーマ」と第6章「一生かけてやる価値のあること」についてまとめていこう。

 

 第5章は「リーダーシップ」や「マネジメント」に関する章だ。新入社員の自分にはまだ早いかもと思いつつ読んだが、良い上司と悪い上司を見分けるポイントというのは役に立った。ズバリ、ポイントは以下の6点である。

 

 ①部下のことを褒められているかどうか

 ②楽しそうに働けているかどうか

 ③自社の魅力を存分に語れるかどうか

 ④勉強しているかどうか

 ⑤謝ることができるかどうか

 ⑥違う価値観のものを受け入れることができるかどうか

 

 もしこの投稿を見ている管理職、マネージャーの方がいらっしゃったら、ぜひ参考にしていただきたい。僕自身はまだ会社のこともロクに語れない新入社員であるが、⑥は自分なりに気を付けたいと考えている。ここ1、2年ですら、人の価値観に上手く共感できなかったり、自分の習慣に拘泥してしまうことが増えてきた気がするのだ。「人生は積み減らし」と岡本太郎が唱えたように、自分も常に新しい知識や価値観を取り入れ、自らの血肉にすることに努めたい。

 

 第6章のテーマはズバリ「『働く』とはどういうことか」である。社会人として生きていくうえで、この問いには生涯を通じて向き合っていく必要があるのだろう。

 僕は、「働く」とは人と人へ、愛をつなぐ仕事だと考える。言ってて恥ずかしくはあるがわりかし本心だ。仕事が人と人とのつながりをつくり、価値をつくり、社会を作っていく。大なり小なり、それらの間には愛が存在しており、担い手である社会人も同時に、愛を携えてなければいけないような気がする。

 

 これまで学生として、自分はどこか斜に構えていたところがあった。自分の価値観こそ受け入れられるべきだ、自分の価値観こそ優れているんだという想いにばかり駆られていた。けれど、社会人となるうえで、それはダメである。相手の価値観に寄り添い、彼らが求めているものを感じ、もたらすことが必要なのだと、この本を読んで改めて思い知った。

 

 来週で同期全体での研修は終わりとなる。学生気分から社会人となるうえでの第一歩として、人の意見をなんとか聞き入れることから始めていきたい。