【No.9】なんで僕に聞くんだろう 幡野広志
土日休みもあっという間ですね。
僕はこの土日は掃除をしたり運動をしたり、大学の同期とオンラインのボードゲームで遊んだりといった具合でした。「ドミニオン」めちゃくちゃ面白いですよ。
読書量が少なくなってきている感が否めないですが、それでも、軽い読み物を中心に読書は継続しています。本日は写真家、幡野広志さんの著作を読みましたので、感じたことをまとめます。
幡野さんの著作はいくつかありますが、本作はcakesというWebメディアでの連載記事「なんで僕に聞くんだろう」の総集編です。連載自体は以前からいくつか読ませていただいていて、もっと幡野さんの考え方に触れたいなあと思い購入しました。
連載は、読者の悩みに幡野さんが応える人生相談の形式です。当然のことではありますが、相談者の投稿を読んでいると、世の中には色々な人がいるんだなあと感じます。親子関係についての投稿も多くあり、あまり人様の家庭との優劣をつけたくはないですが、自分が育ってきた環境が如何に恵まれていたか、感じることもしばしばでした。
多くの人生相談が掲載されていましたが、そのすべてに共通しているのは、原因が人間関係にあるということ。お金や組織の話をしているようでも、根本的な原因は人とのかかわりのなかにあったりします。
さらに、本を読んで考えたのが、僕自身のなかにある「負の感情」についてです。自分の場合は妬みや嫉みのような、人の優れた面を羨んだり攻撃する感情はあまりありませんが、逆に、人の悪いところばかりに目を向けているような気がします。
例えば、僕は他人の悪口ばかり言う人や意識ばかりが高い人が苦手です。そういう人の話は、聞いていてしんどくなるし胃もたれがします。僕自身のなかにある倫理観や美学みたいなものがあって、そこに抵触することが耐えられないところがあります。
一方で、そうした特徴は自分にも当てはまるのではないかとも思うのです。つまり、僕自身も、他人の悪口を言うし意識ばかりが高い。書いていて恥ずかしいですが的を得ている気がします。
つまり、人に対する負の感情は、自分のなかで感じているコンプレックスとも共通するのではないか?というのが僕の予想です。同族嫌悪のような感情を知らず知らずのうちに抱いているのかもしれません。
「人の振り見て我が振り直せ」とはこのことだなあと感じながら、今日は〆させていただきましょう。
本日も読んでいただきありがとうございます。明日からも仕事頑張りましょう。
おやすみなさい。