デジタル・ミニマリズムでやるべきことに集中する
「時間が足りない」
最近、そう感じることが増えた。先週の水曜日に5時起きを始めてからというものの、毎日の過ごし方にはとりわけ気を配るようになった。
そうすると気になるのが、ふとした時に手を取ってしまうスマホだ。一度手に取ってYouTubeを見てしまうと、ずるずると動画を見漁ってしまい、気づけば30分、1時間なんてことがよくある。SNSも困りもので、ふとした瞬間についLINEやFacebookの通知が気になってしまう自分がいた。
なんとかせねばと思い、いま読んでいるのがこちらの本。
簡単に言うと、「ミニマリスト」という概念をテクノロジー面にも応用しましょうというのが趣旨である。単なるデジタルデトックスではなく、ひとつひとつのインターネットやアプリケーションを使ううえで、それを使用する意義を明確にしたうえで、生活の充実に寄与するもののみを用いようという、いわば自分なりの「哲学」を考え、行動に反映させることを著者は主張する。
そもそも、どうして僕たちはスマホ依存になってしまうのかという点は、後日の感想で書くとして、今日は早速、デジタル・ミニマリストとなる第一歩である「デジタル片付け」を実践したので、その模様を報告したい。
デジタル片付けのプロセスは以下のとおりだ。今日は下記の1番を実行した。
1 三〇日のリセット期間を定め、かならずしも必要ではないテクノロジーの利用を休止する。
2 この三〇日間に、楽しくてやりがいのある活動や行動を新しく探したり再発見したりする。
3 休止期間が終わったら、まっさらな状態の生活に、休止していたテクノロジーを再導入する。その一つひとつについて、自分の生活にどのようなメリットがあるか、そのメリットを最大化するにはどのように利用すべきかを検討する。
僕の場合、最大の敵であるスマホを制限することにした。
まず、iPhone上にあるアプリを全て書き出して使用方法を考察し、不要なアプリを消すことにした。
デフォルトのものを含め、片付け前に入っていたアプリは全部で96個。うち「普段使用しないもの」「PC上のみでの使用で事足りるもの」を削除して、結果、62個まで減らすことに成功した。
ここまでで分かったのは、僕が普段使っているのは以下のアプリくらいだということ。これらに関しては、依存の原因と十分に言えそうだ。
・LINE
このうちFacebook、Outlook、YouTubeはPCのみの使用でも問題なさそうなので、躊躇なくアプリを削除した。Google ChromeとLINEは悩んだが、どうせなら思い切りやろうということで前者は削除、後者は通知を切ったうえでアプリは残すという処置をとった。
そのうえで、基本的にブラウザは使用せず、何かについて情報を得るなどの、自発的に行動をする時のみ使用することにした。
とりあえず、今日行ったところとしてはそんなものだ。この状態をこれから一か月継続する。どのような感触を得られるのか、今から楽しみである。