【No.3】「やりぬく人の9つの習慣」ハンディ・グラント・ハルバ―ソン

 目標にいたるまでの過程ばかりに酔いしれて満足するのではなく、結果を出すためのストイックな努力を実践したいと考えてこの本を読んだ。こうしたビジネス本は最近避けていたのだが、今回紹介する作品は総ページ数が100ページほどと読みやすく、最新の文献が示す研究や見解を多く乗せていて実用的だ。

 

 「私にとっての成功とは何か」と「成功するにあたっての障害はなにか」を行き来しながら考えるメンタル・コントラストの手法や、目標を達成するための行動を、脳が強く認識しやすい「XならばY」の形に置き換えて言語化する「if-thenプランニング」など、僕にとっても役に立つ箇所は多かったように思う。目標を達成するためのコツを知りたい人や、行動を習慣化する方法を知りたい方にはうってつけの本と感じる。

 

 さて、本の内容をアウトプットする意味も込めて、自分の目標を設定してみた。参考にしていただければ幸いである。

 

【目標】仕事で結果を出す

【自分にとって目標①の達成とは】今の事業部で全国で1番の成績を獲得する

【達成によってなにがもたらされるか】

1.自信がつく 2.給料が上がる ⒊.マネジメント職に就くことができる 

【達成に向けての障害】

1.知識が足りない 2.話し方が早口・声が高い 3. 相手の価値観を分かち合えない

【障害をどう乗り越えるか】

1.if:毎日30分の時間があれば then:今学びたいことについて勉強する

2.if:人と話すときは then:しっかりと息を吸うことを意識する

3.if:相手の言うことに納得できないときは then:上空から自分を見下ろす意識を持つ

 

 やってみて思うが、if-thenプランニングを作るのはなかなか難しい。数字を使わないと今一つ抽象的な感じがするし、実際にその場で自分が実行できるか、シーンを想像しながらプランニングする必要があると感じている。

 一方で口に出すことで目標が現実味を帯び、頑張ろうと思えるのは大きなメリットである。目標をたてることもさながら、詳細化したタスクはGoogleカレンダーに時間を書き込むことで、より実行に移すための手立てとしたい。