『攻殻機動隊 SAC_2045』感想

 

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 今更ながら、Netflixに入会した。映画やドラマを見る方ではない僕が、今回入会を決めたのはズバリ攻殻機動隊」と「エヴァンゲリオン」を観るためである。

 

 昔はこうしたSF作品なんて見向きもしなかったのに、人間変わるものだね。エヴァは1年半ほど前に弟の部屋に置いてあったマンガを見て、以来「いつかはアニメも…」と考えていた作品だ。そういえば、高校の時の倫理の先生がめっちゃエヴァ語ってたなあ。倫理とか哲学とか宗教とかが入り混じった、凝った設定の作品が好きなんだと思う。

 

 攻殻機動隊については、たまに見るセリフに惹かれたってだけ。だってこれ、めちゃくちゃカッコよくないですか?なお誰が言ったかなどは知らない。

 

世の中に不満があるなら自分を変えろ!! それが嫌なら、耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ!!

 

「組織も人も、特殊化の果てにあるのは緩やかな死」

 

 まあ中二病感は否めないのだが、そんなの関係ないね。ミレパが主題歌をやるというのもあって、これはこう見るしかないと、加入を決めたわけです。

 

 さて、肝心の感想だが、個人的にはメチャクチャ面白かった。

 時代背景は現在の状況と重なる部分がありつつ、見ごたえのあるアクションシーンや魅力的なキャラクターたち。チームで動いていながら一人一人のスタンドプレー、自立性を容認する少佐のスタイルにはタイトルの「SAC(Stand Alone Complex)」を感じさせられた。

 

 古くから攻殻機動隊を親しんでいる方々にとっては、3DCCのグラフィックや少佐の姿に違和感があるようだが、僕のような初心者にとってはとてもちょうどよい作品だったと感じる。確かに、作画の違和感がないことはなかったが、それよりもストーリー自体の面白さ、昔のシリーズも見たいと思わせられる魅力の方が勝っていたように思う。

 

 なにより少佐のクールビューティー加減がたまらないです。いやはや、月曜日から良い作品を見れた。今週も頑張れそうです。