ビジネスパーソンが身に付けるべき「虫の目」「鳥の目」「魚の目」

 社会人初Weekの日曜日、実家は今日ものどかだ。本来、今の時期は東京でホテル暮らしをする予定だったのだが、もし東京で外出自粛に見舞われていたと思うとぞっとする。田舎で行うリモート研修は思いのほか健康に良い。

 

 さて、今日はビジネスマナー研修で教わったことについてまとめたい。

 

 講師曰く、ビジネスパーソンは「虫の目」「鳥の目」「魚の目」を養っていく必要がある。

 

 「虫の目」は、一社員としてのミクロな視点。右も左も分からない若手社員だからこそ、目の前の仕事を集中して、丁寧に行うことが必要だ。

 

 「鳥の目」は、仕事をもう少し俯瞰する時に用いるものだ。現在取り組んでいる仕事の前後には何があるか、その仕事はどういう価値をもたらすか、よりマクロな視点で捉え、仕事を行っていくうえで重要となる。

 

 最後は「魚の目」だ。こちらは「鳥の目」よりも長期間、大きなスパンで物事を見るときに必要だ。過去から学び、これからの流行や未来を想像するマネージャーや経営層には欠かせない。

 実際に魚の目を養ううえで、講師の方は以下のことを行っているとのことだった。

 

①経済、政治、芸術、スポーツなどの歴史を学ぶ

 

 中高の歴史の授業のように暗記で終わるのではなく、事象を自分なりに考え、論理を構築することが大切だ。

 (例)「なぜ朝廷はこのタイミングで遷都したのか?」

    「この反乱はなぜ起こったのか?」etc....

 

②「ホンモノ」に触れる

 

 受け継がれているもの、サスティナブルなものは「ホンモノ」であり、それらに触れていくことが物事を見極める審美眼に繋がっていく。サーカスに行くなら伝統のあるものを、地方に行ったならそこで長年続く産業に触れたりなど。

 

③他業界の人と交流を持ち続ける

 

 趣味や休日の楽しみを見つけ、それらを共有できるコミュニティを持つことが大事。

 

 

 「魚の目」を養うための「ホンモノに触れる」というアクションは自分にとって目からウロコの意見だったので(うまい!笑)、ぜひこれから美術館に足を運ぶなり、地域の博物館に出向いてみるなり、行動に取り入れていきたい。